私が占い師になったキッカケは、紅茶専門店サロン・テ・ラヴォンドのマスターさんとの出逢いによってです。
そのカフェはマスターのお人柄と提供されるお茶を慕って全国からたくさんの方が来店されていました。
時々スピリチュアルなセミナーもされてて、知り合いの方が連れて行ってくれました。
その時の私はひとり行動が苦手で、いつもその人に連れていってもらってましたが、そのことを知ったマスターが私に
「そんな事ではダメですよ、これからはひとりでいらっしゃい」
と言って下さったのですが、何度も電車を乗り換え、駅からもちょっと遠いので
(行けるかな?)
と思いながらも、ちょっと考えて
「来月から一人できます」
と返事をしました。
まだその時はただタロットカードを好きで勉強していただけでしたが、ふとある時、マスターに
「本物のタロット占い師になりたいんです」
と何気なく言ったら、すぐに
「じゃあ僕を観て」
と言われ、私は驚いて
「えー!マスターを観るなんてとんでもないです!」
と言ったら
「それが今の○○さんの実力だよ。僕を観れるという気持ちになったらいつでも行ってね」
と言われ、それから数週間勉強をし直して、マスターに
「お願いします」
と言ってタロットカード占いをさせてもらいました。
そのお店は占いの大家の先生もいらっしゃっていると聞いていましたので、私は
(できるのかな?)
とドキドキでしたが、カードはマスターの質問に的確に答えてくれました。
それを私はそのままマスターにお伝えしました。
マスターはそのあと
「すごいよ!!もっと自信を持って!!」
と言って下さって、
「お店のお客様を観させてもらったらいいよ!」
と・・・
それからマスターが紹介して下さる色々な方にカード占いをさせてもらいました。
そしてその延長線上に今があります。
約一年半ぐらい通いました。
それからマスターはご自分の大きな夢を叶えるべく、大都会に進出されて、今も大活躍されています。
「ひとりでいらっしゃい」と言っていただいた時、「はい」と言っていなかったら私はどうなっていたんだろうと思います。
後々でよく
「何も出来ん人だったのに、だいぶ成長したね!」
と笑っておられました。
マスターのおかげで私はタロットカードが大好きなこと、そしてお客様が明るい笑顔になられると、とても嬉しいことに気づきました。
私を占い師の道に導いてくださったマスターとの出逢いに今も感謝でいっぱいです。