先日、〖人生の楽園〗というTV番組を見ました。
その主人公の方は、古着のレンタルのお店をされてて、自宅からそのお店までの道をゴミ拾いされていて
「貝殻拾いみたいで楽しいです。大福もちをくれる人もいてゴミ拾いは私の趣味です」
と、楽しそうにおっしゃってました。
私も20年近く早朝に近くの橋のお掃除をさせてもらっています。
キッカケは健康のため、ウォーキングをしようとしたら、たくさんのゴミが落ちていて気になって仕方がありませんでした。
数日考えて、思い切ってお掃除をすることにしたのです。
先日の朝、お掃除をしている時、サラリーマンの男性の方と目が合いました。
しばらくして今度はコンビニの前でまた出逢いました。
その方が私の方に向かってこられたので
(わーどうしよう!)
と思ったのですが、私に話し始めました。
男性「僕、愛媛の出身なんです」
私「そうなんですね」
男性「僕、母ちゃんになんもしてやれんかったんです」
その方の目は潤んでいました。
私「亡くなられたんですか?」
とお聞きしますと、何度も頷かれてポロポロと泣かれました。
私は思わず
「お母さんきっと見守っていて下さっていますよ」
と言いました。
「よかったらこれを飲んで下さい」
と、今し方コンビニで買われたであろうお茶を差し出されました。
「ありがとうございます」
とお礼を言いましたら
「身体に気を付けて下さいね」
と言って歩いていかれました。
私は小柄なのでその方のお母さんも小柄な方だったのか、きっとどこか似ていたんだろうなとか、母親の存在は偉大なんだなと、ちょっと感動した朝の出来事でした。